闇金業者の儲けの仕組み
かつて商工ローンが社会問題化しましたが、最近は闇金が大きな問題になっています。闇金とは、貸金登録の有無にかかわらず、出資法に違反して超高金利で貸付を行う金融業者のことです。
以前は貸金業の登録をせずに無登録で営業を行う、本当の意味での「闇」の業者が多かったのですが、最近は登録をしているにもかかわらず、平気で高金利で貸付る業者が急増しています。
その金利は途方もなく、「トヨン」「トゴ」をいわれたりしています。「トヨン」とは10日で4割、年率1460%、「トゴ」とは、10日で5割、年率1825%のことで、これが主流となっているといいますから、恐ろしいです。
金利別闇金の見分け方
年率1%〜5% ⇒紹介屋の可能性が高い。その金利で利益を出すことは不可能。
年率7%〜29.2% ⇒ 正規の業者の可能性が高い。
トイチ(10日で1割) ⇒出資法違反。闇金確定。
トニ(10日で2割) ⇒出資法違反。闇金確定。
トサン(10日で3割) ⇒出資法違反。闇金確定。
トヨン(10日で4割) ⇒出資法違反。闇金確定。
トゴ(10日で5割) ⇒出資法違反。闇金確定。
犯罪的な取立てに見る闇金の特徴
「殺すぞ」 恐喝的取立て ⇒闇金確定。
「子供をさらう」 恐喝的取立て ⇒闇金確定。
「お悔やみ電報」 恐怖的取立て
⇒闇金確定。
勤務先への脅迫電話 恐喝的取立て ⇒闇金確定。
子供の学校への脅迫電話 恐喝的取立て ⇒闇金確定。
手口に見る闇金の特徴
勝手に口座に振り込む「押し貸し」 ⇒闇金確定。
借りた事実がないのに、電話で指定口座に振り込めと言う ⇒闇金確定。
金銭貸借以外の形式で、家具や車のリースを装う ⇒闇金確定。
チケット後払いの業者 ⇒闇金確定。 ちなみに出資法で規制されている金利は年率29.2%が上限で、それを超えると5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれの併科となるのですが、闇金業者は法律を最初から無視する違法業者であり、極めて悪質というほかありません。中には1万%を超える闇金業者もいるといわれていますから、こうした業者には十分注意しなければいけません。
闇金が狙っているのは、サラ金(消費者金融)やクレジットカードで返済に困っている人たちです。いわゆる多重債務者や商工ローンを利用して返済困難に陥っている中小企業の経営者などです。これらの人たちの名簿をどこからか入手して、ダイレクトメールや電話でしつこく勧誘するのが彼らのやり方です。その他、一部のスポーツ新聞や夕刊誌に広告を出したり、折り込み広告、チラシ、看板などを使って顧客を集めているといわれます。
何でもありの闇金の取立ての恐怖
闇金のバックには暴力団が付いていることが多いのですが、暴力団対策法ができて以来、以前ほどの無茶な取立てはできなくなりました。表立った暴力的な取立てが難しくなった反面、この頃ではネチネチとした精神的プレッシャーをかける嫌がらせが目立つようになってきました。
例えば、「今日、学校帰りのあなたのお子さんを道でたまたま見かけましたよ。とてもかわいいお子さんですね。」とヤクザに言われれば、遠まわしに「もしものときには、子供に被害を加えるぞ」と、言っているようなものです。真綿で首を絞めるように、じわじわと、相手の弱みにつけこんでくるのが彼らのやり口です。
他には夜中に投石でガラス窓を割られたり、車のタイヤをパンクさせられたりして、「この辺の悪ガキはたちが悪いですね。いたずらでタイヤをパンクさせるのが流行ってるそうですよ。」などと白々しく言ってきたりします。
勿論、中にはピストルで撃ち殺されたり、山に首まで埋められたりしている闇金利用者も稀にいる、何をしてくるかわからない法の外の者(アウトロー)であることを忘れないでください。
悪徳金融業者の見分け方
スポーツ新聞や夕刊新聞、雑誌の広告、新聞の折込チラシ、電話ボックスや電柱に貼られているチラシなどを見ると、あちこちから借金をして困っている人を救うかのような宣伝文句を並べているサラ金業者があります。
「借入件数の多い方でも即刻融資」「他店で断られた方でもOK」「低金利一本化」「来店不要・電話だけで即決、即振込」などなど。誰でも一度は目にしたことがあるでしょう。
銀行や大手のサラ金業者からはもう借りられないほど借りている多重債務者は、こうした宣伝文句についフラついたりしますが、多くの場合、おいしげなコピーは単なる客集めの文句に過ぎません。信じてのこのこお金を借りに行くと、実際には「紹介屋」「整理屋」と呼ばれる悪徳業者で、救われるどころかますます借金が増えて窮地に陥ってしまう恐れもあります。
「紹介屋」とは、「あなたの信用状態では当社では貸せない」などといって他店を紹介し、借入額の2割から5割を紹介料としてピンハネする業者のことです。いかにも「当社が紹介したから借りられた」かのようにいいますが、実際には何の働きかけもせず、ただ他店の存在を教えただけで多額の紹介料を取るのです。
「整理屋」は「低金利一本化」をうたい文句に、悪徳弁護士の名を借りて多重債務者の債務整理を行う業者のことです。高い手数料をふんだくっておきながら何もしなかったり、ずさんな整理を行って多重債務者をますます借金地獄に陥れたりします。多重債務者にとって借金の一本化ほどありがたいことはありませんが、実績も信用もないサラ金業者に整理を頼むのは大怪我の元です。借金を整理しなくてはならないほど困っているのなら、弁護士に「任意整理」を依頼するのが賢明です。
こうした悪徳業者に引っかからないためには、サラ金広告の見方を知っておく必要があります。
まず、営業にあたって都道府県知事の認可を得ているかどうかですが、これは、正規の業者なら、広告の隅のほうに必ず「都(1)※※※※号」といったように記載しています。この場合の「都」は東京都知事のことで、マルまたはカッコ内の数字は業者が3年ごとに行う更新の回数を示しています。(2)なら少なくとも3年間、(3)なら6年間は営業しているということです。トラブルの多い悪徳業者が長く営業することはまずないので、この数字が多いほうが信頼度が高いといえます。
これ以上にチェックしたいのが、全国の正規の業者の大半が加盟している貸金業協会の登録番号です。やはり隅のほうに「都金協※※※※」などと記載されているのがそれで、この登録番号があれば、おおむね悪徳業者ではないと判断できます。
住所や電話番号が記載されているかどうかも大切なポイントになります。住所の記載がなく、どんな場所でどんな事務所を構え、どの程度の規模の営業をしているのかがわからない業者や、電話番号がフリーダイヤルしか記載されていない業者も少なくありません。広告スペースの関係でこれらをカットしている場合もありますが、問い合わせをしても所在地やフリーダイヤル以外の番号をはっきり教えないようであれば、悪質金融業者の恐れがあります。
以上のチェックポイントをクリアし、かつ多重債務者が小躍りするような、おいしいうたい文句をずらずら並べていなければ、少なくとも怪しい業者ではありません。
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※2 当サイトの情報は2007年10月時点のものであり、貸金業法改正の影響により、現在は当時と比べて融資条件が厳しくなっている可能性があります。※3 貸付条件を確認し、借りすぎに注意しましょう。 |